基本情報処理技術者試験に合格しよう

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ゾーン10進数・パック10進数

コンピューター内部で数値を表現するのに使われるコードとして、2進数10進数とも呼ばれるBCDコードがあります。

BCDコード

BCDコードは、10進数1桁の数字を2進数4ビットで表したものです。2進数4ビットだと16通りの表現ができるが、BCDコードでは1桁の数字のみ表すので、10~16(2進数で1010~1111)までは使用しません。

例えば10進数「987」をBCDコードで表すとそれぞれの位を2進数4ビットに変換するので「1001 |  1000 | 0111」となる。

ゾーン10進数

ゾーン10進数は10進数1桁を8ビット(=1バイト)で表わしたものです。上位4ビットのゾーン部(最下位バイトは符号部)と呼ばれる部分で数値データであることを表し、下位4ビットは先に挙げたBCDコードで数値を表す。

先程同様10進数「987」をゾーン10進数で現すと「00111001 | 00111000 | 11000111」となる。

試験ではゾーン部や符号部のビットは問題中に書かれている。
ゾーン10進数は、ゾーン部(符号部)+数値部の1バイトで表す。

パック10進数

パック10進数は、10進数2桁を1バイトで表したものです。数値部はBCDコードを使って表し最下部に符号部を追加します。偶数桁の場合符号部を足すと2桁にならないので先頭に「0」を追加します。

例えば「1234」をパック10進数で表すと、「0000 | 0001 | 0010 | 0011| 0100 | 1100」となります。先頭の「0000」は0を2進数で追加し、最下部は「+」であることを表しています。

パック10進数は、数値部+数値部(最下部は符号部)の1バイトで表す。